第12回きのくにロボットフェスティバルが16日に御坊市立体育館で開催され、全国各地の予選を勝ち抜いた小・中学生や県内の高校生、応援団、韓国の団体や中国の児童生徒、地域の親子連れら国内外から約8000人の来場者でにぎわった。恒例のスーパーロボットショーは、千葉工業大学が人工知能(AI)で自ら判断して動く人型ロボでサッカーの対戦を披露し、最先端の科学技術に歓声が起こっていた。

 千葉工業大学は自律型ロボ「GankenKun」で、世界各国のAI搭載の人型ロボットがサッカーで対戦するロボカップ世界大会に毎年参戦し、ことしはベスト8の成績を収め、テクニックを競う部門では7年連続で1位を獲得している。ロボットショーでは、舞台に人工芝のサッカー場を設営し、2対2のサッカーの試合を実践。ロボットに搭載のAIがボールやゴールを認識して自らの判断で動く最先端の技術を駆使しており、転倒する愛らしい姿に笑い声が響き、自ら立ち上がってプレーを続ける姿には歓声が湧き起こった。観客からは「頑張ってー」の声援も飛び、見事ゴールが決まると大きな拍手に包まれ、盛り上がっていた。川崎重工業㈱の医療用ロボ「MC004N」はブースで出展され、アームで物をつかむ体験に行列ができていた。

 韓国からはAIを搭載した車や産業用ロボなど6体が出展され、毎年参加して協力しているとして吉田擴実行委員長から感謝状も贈られた。高専ロボコンのパフォーマンスでは、ことしの全国高専ロボコンでデザイン賞を受賞した地元の和高専、アイデア賞の広島商船高専、特別賞の神戸市立高専の3校が、水の入ったペットボトルを打ち上げてテーブルに乗せるデモンストレーションを披露し、鮮やかな演技で観衆を魅了していた。

 開会式では、実行委員会会長の仁坂吉伸県知事が「ロボットの甲子園に一歩一歩近づいている」と大会をさらに盛り上げていくとし、副会長の柏木征夫市長は御坊の魅力をPRし「きょう一日をメモリアルデーにしてください」と楽しい一日になるよう期待。吉田実行委員長は「ロボット製作を通じて物作りの楽しさを感じてもらい、若い技術者の人材育成にもつなげたい」とあいさつした。

写真=スーパーロボットショーでサッカーを披露する千葉工大のAIロボ