健全な松林でしか成長しないキノコで、高級食材ともいわれるショウロ(松露)。美浜町で、復活へ向けた取り組みがスタートした。地方創生事業の一つとして吉原公園周辺の再整備を進めている「ふれあいと健康と起業のまち創生協議会」の事業で、今月1日には県林業試験場から講師を招き、「よみがえれショウロ」と題したイベントが行われた。
イベントは吉原公園南の松林内にある多目的室とその周辺であり、協議会メンバー、地域住民ら約40人が参加した。「菌根性きのこ活用による地域参加型松林保全」をテーマに講義を聞き、松林でショウロ復活へ作業。幅1㍍、長さ3㍍、深さ0・15㍍ほどの溝を3つ掘り、炭などを施して環境を整え、ショウロの胞子液をまいた。
ショウロは松林の土中に生える、直径1~5㌢程度の球状のキノコ。今後、落ち葉かきを行うなど環境を整備していき、順調に成長すれば来年秋に収穫できる見通しという。町内では40年ほど前にたくさんのショウロがとれたといわれており、協議会では「来年秋には収穫体験、試食会のイベントを開きたい」と話している。
写真=吉原公園南の松林内で作業


