東日本大震災翌年の2012年以降、JA紀州の青年部や女性会が仮設住宅を訪問、スターチスなどの花を届けていた福島県から7日、JA福島県青年連盟のメンバーら6人が日高地方を訪れた。これまで交流を続けてきた郡山市の仮設住宅入居者はことし9月に最後の1人が退去し、全員が仮設生活を終えた。これまでの心温まる交流に対する感謝の訪問。特産の花や梅の産地視察も行った。

 JA紀州とJA福島さくら(郡山市)など福島県との交流は、震災翌年から始まり、JA紀州青年部のメンバーが毎年、同市の仮設住宅を訪問し、特産のスターチスなどの花を被災者にプレゼント。青年部とは別に女性会のメンバーも同様の活動を行っており、一日も早く元の生活、まちのにぎわいが戻るよう願いを込め、交流を続けてきた。

 郡山市ではことし9月までに仮設住宅入居者全員が無事退去し、JA紀州青年部は5月にそのお祝いを兼ねて訪問。今回は、これまでの和歌山からの訪問、交流のお礼をしたいと、福島県からJA福島さくら、JA福島県青年連盟のメンバーが初めて日高地方を訪問した。

 JA紀州本店では本谷昌平常務と青年部員らの出迎えを受け、青年連盟の草野城太郎委員長らは「これまで本当にありがとうございました」「和歌山の花が届くと、仮設住宅が一気に明るくなりました」などと感謝し、福島の復興状況や互いの農業の現状、将来についてなど和やかに懇談した。

 スターチスやミニトマト農園、みなべうめ振興館の視察も行い、8日はみなべ町のAコープみなべ店ほんまもん直売所で、被災後復興したJA福島さくらのリンゴ「サンふじ」とリンゴジュースの販売会も行った。

 JA紀州側の福島訪問はいったん終了となるが、今後も何らかの形で交流は続けたいとしている。

写真=和やかに歓談する福島県のJA関係者(中央から右側)