農業で有益な発見、研究を行い、地域農業に貢献した人をたたえる公益社団法人大日本農会の農事功績者表彰式が行われ、和歌山県からただ一人、みなべ町清川のウメ農家山本茂さん(67)が緑白綬有功章を受章した。ウメの樹勢の維持・強化、新品種普及等に努め、県が栽培を推進する「露茜」の産地化を先導。19日には日高振興局に三浦源吾局長を訪ね、受章の喜びを報告した。
大日本農会は1881年(明治14年)、農業の経験や知識の交換を通じて農事の改良発展を図ることを目的に、日本初の全国的な農業組織として発足。現在の総裁(第七代)は秋篠宮文仁親王殿下で、毎年、農事改良や農業の研究に顕著な功績を残した人を表彰している。
ことしは農事功労、農業改良普及、農業技術開発功労等で72人が選ばれ、山本さんは農事功労の果樹部門8人のうちの1人。ウメを専門に栽培しており、農事改良では農地造成によるウメの増産、受粉樹導入等による結実向上、剪定と土づくりでブランド「南高」の高位安定生産を実現した。また、地域農業への功績では、地区出荷会の会長として完熟梅の有利販売、露茜の産地化、新たな特産品づくりを先頭に立って取り組んでいる。
三浦局長は山本さんの晴れの受章を喜び、地域農業のリーダーとしてますますの活躍を期待。山本さんは「この受章は地域の皆さまの支えのおかげです。県はこれからも引き続き、露茜の産地化に向けてご協力をお願いします」などと話していた。
写真=日高振興局で三浦局長㊨に受章を報告する山本さん


