第31回アイデア対決・全国高専ロボットコンテスト2018近畿地区大会(全国高専連合会、NHKなど主催)が28日に近畿大学記念会館で開かれ、和歌山高専Bチームが2015年以来3年ぶりの全国大会(11月25日に東京国技館)出場を決めた。上位入賞はならなかったが、ユニークな見た目のロボットで会場を沸かせ、アイデア賞と特別賞に選ばれ、審査員推薦枠を獲得した。

 全国の高専が自慢のロボットで競技する大会。今大会のルールは2台のロボットを使って、用意された8つのテーブルにペットボトルを立てていく「ボトルフリップ・カフェ」。下段のテーブルと上段のテーブルで点数が異なり、制限時間2分以内で、高い点数が取ったチームが勝利する。

 近畿地区大会には7つの高専からそれぞれA、Bの14チームが出場し、3、4チームごとの予選、決勝トーナメントで競い、優勝1チームと推薦2チームの3チームが全国出場権を獲得できる。

 和高専Bは知能機械工学科4年の上村綜次郎さん(貴志川中出身)がリーダーを務め、同学科4年の山本和波さん(海南市立第三中出身)が安全管理、電気情報工学科1年の白倉佳司さん(切目中出身)が操縦。

 ロボットはメイドをモチーフとし、インパクトを与えることに重点を置いて製作した「江楠マキナさん」。試合では2台のロボットが合体し、1台の巨大なメイドロボットになるパフォーマンスを見せ、会場から大歓声。手に持ったお盆の上のペットボトルを下段のテーブルに慎重に並べた後、上段テーブルを狙って頭上からペットボトルが噴出されると、さらに会場は盛り上がった。

 試合結果は予選で大阪府大高専Bに勝利したが、舞鶴高専Bに敗れ3位。決勝には進めなかったが、実用重視のロボットが多い中、見た目にもこだわったユニークさなどが評価され、推薦された。

 和高専は、以前は全国ロボコンの常連校だったが、ここ3年は出場できていなかった。これまでの全国での最高順位は準優勝となっている。

写真=メイド姿のユニークな女性ロボット