アメリカの有名シェフ、ロン・シルバーさん考案の梅を使ったスイーツなど4品の試食会がニューヨークで開催。昨年10月にみなべ町を訪れて選んだ梅製品などで作ったパンケーキやドリンクが振る舞われた。マスコミ、シェフ、業者ら約50人が試食し、「梅の酸味があっておいしい」と好評。みなべ町・田辺市職員ら関係者は「健康にいい梅を海外にもアピールし、販路を広げていきたい」と話している。
独立法人日本貿易機構(JETRO=ジェトロ)、農林中央金庫、みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会が主催で、2015年12月に世界農業遺産に認定された「みなべ・田辺の梅システム」を契機として海外に梅の販路を開拓しようという事業。昨年10月に、アメリカのオーナーシェフで東京の赤坂などにも出店しているロンさん、2013・14年の2年連続でアジア最優秀パティシエに輝いたジャニス・ウォンさん(シンガポール)の2人を招いて梅の試食会を開催。それぞれ母国へ戻って梅レシピを考案し、ジャニスさんはスイーツ4品をつくって2月にシンガポールでデモンストレーションを行った。
今回はロンさんの梅を使った料理のお披露目会。テーブルに並んだ料理は、中田食品(田辺)の梅クーリ、紀南農業協同組合(同)の冷凍梅などを使って仕上げたパンケーキ、コブラー(フルーツパイの一種)、ドリンクでは梅ソーダ、梅ミモザ(カクテル)の4品。試食会では、参加者がそれぞれの料理をじっくり味わっていた。「健康にもいいと聞いた。酸味があっておいしい」などと感想を話す声が聞かれた。席上、梅の機能性や梅システムについても説明した。前日にスーパーを視察、試食会翌日にはレストラン3軒を訪れて梅製品の商談を行い、中には取引に前向きな声も聞かれたという。
写真=梅のドリンクを味わう参加者


