ことしも日高地方の祭りシーズンを迎えた。日高川町担当の筆者は7日が1年で最も忙しくなった。笑い、紀道、長子、下阿田木と4つの祭りが行われる。例年、長子は別の記者に頼み、残る3つを回っていたが、今回は初めて長子を取材した。

 日高川町の祭りはどれも特徴的だが、長子祭の「鬼の追い出し」は中でもさらに特徴的だ。仕切りで手前と奥の2部屋がある小さな小屋の、奥の方に鬼と頭屋が入り、手前の部屋ではたくさんの若衆らが仕切りを背中で押すように詰め掛ける。中には棒を持って勢いよく小屋に入り、仕切りをたたく様子も。しばらくすると小屋の中の若衆らがいっせいに飛び出し、その中に「ささら」で人を払いながら鬼も出てくる。小屋付近で写真を撮ろうものなら、飛び出してきた若衆らに跳ね飛ばされていたかもしれないくらいの勢い。事前に説明を受けていたので、少し高い場所から見物できた。

 下阿田木は奉納相撲。例年同様、歩き始めたばかりのような小さい子から大人までが迫力の取り組みを披露。あっさり勝負か決まって笑い声が響く場面もあれば、大接戦の取り組みもあり盛り上がった。紀道祭では馬駆けが見所。馬場を迫力いっぱいに走る2頭の馬に、観客は大歓声。三百瀬のだんじりにも多くの注目が集まっていた。

 祭りは14日、21日なども日高地方の各地で行われる。日高新報のホームページでは随時、記者が撮影した祭りの写真を公開中。屋台や四ツ太鼓を担ぐ若衆や太鼓をたたく子役、勢いよく駆ける馬、高く上がる幟など迫力のシーンを押さえているので、ぜひチェックを。ホームページは検索サイトで「日高新報」を検索するか、URL「http://www.hidakashimpo.co.jp/news1/」。(城)