県と、和歌山市に工場を置く花王グループによる「おもてなしトイレ」の美観維持のための講習会が28日、日高振興局で開かれ、公衆トイレを管理する市町村の担当者やトイレの清掃を担当するシルバー人材センターの会員ら12人がプロの清掃テクニックを学んだ。

 講師は、業務用施設の衛生管理を手がける花王プロフェッショナル・サービス㈱の一ノ瀬信二さんと清水俊雄さん。講義では清掃に使う洗浄剤の安全性、臭いの原因や汚れの種類、汚れに合った清掃の仕方などを紹介した。一見きれいに見えるトイレでも、壁や床、手すりや便器の縁などに汚れがあり、ブラックライトや手鏡を使っての見つけ方も伝授。参加者は教わったポイントを実際のトイレでの実演で確認した。

 日高町シルバー人材センターの男性(62)は「掃除の手順や汚れやすい場所がよく分かった。日頃の作業に生かしたい」と話していた。

 「おもてなしトイレ」は、県が2013年から観光客ら利用者に気持ちよく過ごしてもらえるよう整備や美化を進めている事業で、すでに677件を整備。県の担当職員は「整備したトイレを美しく維持するには、皆さんの協力が必要です」と呼びかけていた。

写真=トイレで汚れの見つけ方を指導する花王の清水さん