御坊の夏の夜空を華やかに彩る御坊市花火大会が26日、日高川河川敷で開催。台風による日高川の増水で一日延期となったものの、色とりどりの2400発が行く夏を惜しむ約4万人の見物人を魅了した=写真=。

 カウントダウンを合図に一斉に打ち上がった仕掛け花火が夜空に咲き誇ると、大きな歓声と拍手が湧き起こった。ハートやスマイルマークの形をした花火が打ち上がるたびに子どもたちは「かわいい」「ニコちゃんや」と目を輝かせ、大玉の連発では「大きい!」の声が聞かれた。

 クライマックスのスターマインと水上自爆の競演では、水面に扇型にさく裂するなか、色鮮やかなスターマインが次々打ち上がり、光の芸術に一際大きな歓声が響いていた。

 本部席がある日高川堤防や18㍍道路は歩行者天国となり、日が暮れるころから浴衣姿の若者、カップル、家族連れで大にぎわい。クレープ、かき氷、たこ焼き、焼きそばなど露店もたくさんあり、子どもたちから人気を集めていた。