民間災害ボランティア団体の紀州梅の郷救助隊(尾﨑剛通隊長)は、14日から西日本豪雨被災地の岡山県岡山市と高梁市で復旧支援活動を始めた。隊員ら8人が家屋の泥かきなどの作業を行っている。

 13日夕方、みなべ町役場に関係者らが集まり、作業で使う高圧洗浄機やチェーンソーなどをワゴン車に積み込んで出発。隊員らのためにゆで卵やパンを提供する住民の姿もみられた。現地には、町内の農業団体で構成するアグリ5等から提供のあった梅干し約50㌔を届ける。16日まで作業を行い帰町する。尾﨑隊長は「2011年には紀伊半島水害もあった。今回の災害は他人事ではない」と話していた。同隊の出動は、昨年7月に発生した九州北部豪雨で福岡県東峰村で復旧作業を行って以来、ちょうど1年ぶり。

写真=荷物を積み込んで出発する隊員たち