御坊市藤田町の地域密着型複合施設「あがら花まる」の利用者が9日、紀央館高校野球部を訪ね、11日に開幕した高校野球選手権和歌山大会の活躍を願って千羽鶴をプレゼントした。

 紀央館の生徒はインターンシップであがら花まるの利用者と触れあって交流を深めており、お礼に部員たちを励まそうと昨年から千羽鶴を送っている。ことしは利用者のほか地域住民も一緒に折り紙を折って完成させた。

 利用者が書いた「頑張れ紀央館」「一球入魂」の色紙も一緒に、整列した部員たちに「頑張ってください」と手渡して激励。千羽鶴を受け取った小竹英之主将(3年)は「昨年もいただき、準優勝だったので、ことしは優勝して甲子園へ行きたい」とこぶしを握り、吉水智章監督は「地域の皆さんに愛され、声をかけていただけてうれしい。皆さんの思いを力に上を目指したい」と張り切っていた。

写真=小竹主将に千羽鶴を手渡す利用者