メキシコ出身のカルロス・ホアキン・ゴヴァラ・モンテルルビオさん(18)が4日からライオンズクラブのYCE(交換留学制度)事業を活用してみなべ町を訪れ、5日には小谷芳正町長を訪問した。

 

「日本の言語や文化を学び、体験を通じた経験や知識を母国に伝えたい。日本食も楽しみたい」と、8月1日まで留学生として同町に滞在。将来は機械工学者を目指しており、日本の建築物にも興味があるという。

 

小谷町長への訪問では南部ライオンズクラブの山﨑崇会長、前芝弘知YCE委員長、田中隨晋前会長のメンバー3人も同行した。カルロスさんは「私はカルロスです」と日本語で自己紹介。メキシコの気候などについても説明し、出された特産の梅ジュースをおいしそうに味わった。スマートフォンの言語訳アプリを活用しながら会話し、小谷町長に「メキシコについてはどう思いますか」と質問。「一度行ってみたい国です」という答えを聞くと、「メキシコにはおいしい食べ物がたくさんあります。果物も豊富です」と笑顔を見せていた。

 

開催中のサッカーワールドカップでメキシコがブラジルに敗れたことなども話題に上り、終始楽しく歓談。最後に小谷町長が「これから暑くなる時期ですが、体に気をつけていろんことを体験して下さい」と話すと、日本語で「ありがとうございます」と答えた。

 

滞在中は、南部高校龍神分校や日高高校なども訪問する。

 

写真=小谷町長と歓談するカルロスさん