第47回ゴーセン杯争奪ハイスクールジャパンカップ2018(日本ソフトテニス連盟など主催)が、6月21日から北海道札幌市円山庭球場で開かれ、男子シングルスで香川県の尽誠学園3年、中野聖也選手=印南町出身=が3位に入った。高校ソフトテニスの最高峰と言われる大会で、自身にとって高校最後となる全国舞台を、うれしい成績で締めくくった。
 男子シングルスには各都道府県の予選を勝ち抜いてきた代表ら64人が出場し、トーナメントで熱戦を繰り広げた。
 中野選手は初戦神奈川代表、2回戦で愛知代表、3回戦で山口代表、4回戦で群馬代表をいずれも4―2と順調に勝利。準決勝で宮城の選手と対戦。1セット目でポイントをとったが、2、3セット目はミスで落としてしまい、そのまま流れを戻すことができず2―4で敗れた。
 「組み合わせを見たときから、ベスト4に入ることを決めて試合に挑みました。結果的にうれしいですが、準決勝では自分のミスのせいで敗れたので悔しさもあります」と振り返り、「大学でもソフトテニスを続けていくつもりなので、もっと活躍できるよう頑張りたいです」と話している。
 印南小学校のころから印南ジュニアでソフトテニスをはじめ、中学校は県内の強豪西和に進み、高校では全国的に強豪校の尽誠学園でプレー。小中高とも全国へ出場したほか、さまざまな大会で成績を残してきた。
 中野選手は72組が出場したダブルスにも出場したが予選リーグ敗退。中野選手と同じ印南ジュニア出身で和歌山北校の嶋田惠太選手(3年)はシングルスで初戦、ダブルスで予選敗退、奈良の高田商業の花岡忠寿選手(3年)はシングルスで3回戦敗退だった。