県高校総体バドミントン競技が新宮高校体育館で開かれ、男子シングルスで耐久の岩橋稜典選手(2年)=松洋中出身=が優勝、柏木颯選手(2年)=松洋中出身=が準優勝。2人は男子ダブルスでも準優勝し、2年連続となる全国大会(8月4日から静岡県浜松市)出場を決めた。
 全国には団体男女の1位、シングルス、ダブルスでは男女の上位2位が出場できる。男子シングルスには172人が出場し、トーナメントで熱戦。
 2回戦から出場の岩橋選手は初戦で和歌山北、3回戦で紀央館、4回戦で新宮、5回戦で那賀、準々決勝と準決勝でも那賀の選手と対戦し、すべて2―0のストレート勝ち。決勝はダブルスペアの柏木選手を2―1で破った。柏木選手も決勝までの6試合すべてを2―0で下すなど、2人とも圧倒的な強さを見せた。
 男子ダブルスには81組が出場。2人は2回戦から出場し、初戦から紀央館、近大附属、星林、那賀、粉河のペアをいずれも2―0。決勝では那賀の3年生ペアと対戦。3セット目では有利な試合展開を進めていたが、最後に逆転され、昨年同様準優勝となった。
 2人は小学校のころからペアを組んでさまざまな大会で活躍。柏木選手が鋭いスマッシュで相手を崩し、岩橋選手が一気に決める攻撃スタイル。昨年の全国はいずれも初戦で敗退しており、今大会に向け2人は「自分たちの攻撃スタイルにさらに磨きをかけて、ベスト8を目指す」と意気込み。シングルスでもそれぞれ上位入賞へ闘志を燃やしている。
 男子団体では2人のほか中村晃輝選手(3年)=由良中出身=もメンバー入りしている耐久が2位と活躍した。