自宅の鉢植えで栽培してことしで4年目を迎えたオリーブの木が、例年に増して元気である。これまでは枝があまり伸びず、ちゃんと生きているのかどうかよく分からないような状況だったが、ことし2月、背丈を思い切って短くしようとばっさりカットし、枝もすかすかになるようにせん定。すると4月ごろから新芽がたくさん出てきて、ぐんぐん伸びてきた。さらに2鉢あるうち、これまでは1鉢の方しか花が咲かなかったが、今回は初めて2鉢そろって開花した。
オリーブは違う種類同士の受粉でようやく実がなるので、筆者も違う種類を育てている。ようやくの開花に、インターネットなどで調べた浅い知識を基に、一方の花をちぎってもう一方の花に擦り付けるようにしてみた。本来はハチが花粉を運んでくれればうれしいのだが、咲いた花の数が数輪だけと少ないので、人工授粉の真似ごとを試してみた。現在、花は全て散り、なんと5㍉ほどの実がわずか2つ、ついにできた。このまま順調に育ってくれるのだろうか。
そんなオリーブだが、オイルが健康によいことを多くの人が知っていると思う。でも原料となる実も健康によく、特定の症状にはオイルよりも効果的だというのはあまり知られていないのではないだろうか。主な栄養成分はオレイン酸、ビタミンE、食物繊維、βカロテンで、食物繊維とβカロテンは実の特有の成分。効果、効能としては生活習慣病の予防や便秘の解消のほか、女性にはうれしい美肌効果やアンチエイジングなどもあると聞く。筆者は、観賞用に楽しむ目的もあるが、元々は実が食べたいから始めたオリーブ栽培。秋の収穫時期を待つ小さな楽しみが増えた。 (吉)

