先日、先輩記者と「記事で『本紙エリア内』って使ってるけど読者の皆さんは分かるんかな」という話になった。本紙エリアとは日高地方7市町と田辺市龍神村のこと。本紙3面には「みなべ・龍神」とあり、「意味は分かるだろう」と落ち着いた。このように、自分たちは分かっているが、もしかしたら相手は分からないかもしれないという言葉、意味がある。
 同じような言葉でいうと、「管内」。警察や消防の記事でよく使う。これは管轄区域の範囲内という意味の表現。御坊署管内といえばみなべ町を除く日高地方6市町、御坊市消防管内は御坊市、日高広域消防管内は日高郡6町を指す。主に役所や鉄道、電力、ガス会社の管内、管外といった使い方。本紙ではJAでも使っており、JA紀州管内は本紙エリアと同じ地域になる。
 あと、「年度」も気をつけなければならない。年度とは事務や会計の便宜のために区分した1年の期間。必ずしも行政や学校のように、国や地方自治体の会計年度に合わせた4月から翌年3月までとは限らない。青年会議所は1月から12月までだし、ライオンズクラブやロータリークラブは7月から翌年6月まで。日本の会社は会計年度の時期を自由に決められる。
 「管内」「年度」といった言葉を含め、物事(ニュース)を読者の皆さんに伝えるのが私たちの仕事。意味や内容を分かりやすく記事にするが、誰もが分かるようにと詳しくすれば、不必要な文章が多くなり、逆に分かりにくくなってしまい、簡潔にまとめる必要がある。来週からは〝新年度〟。本紙エリア内のニュースを分かりやすく、簡潔に伝えたいと思う。(笑)