携帯電話やパソコンのインターネットを使ったオンライン診療をご存知だろうか。自宅や外出先からでも気軽に専門医の診療が受けられるのが特徴。予約して診察を受けるので、病院の外来のような待ち時間はなし。もちろん病院まで通院する時間もゼロ。薬や処方箋は自宅に送られてくる。触診や手術が必要な病気には向いていないだろうが、問診で適切な処置ができる病気やカウンセリング的な診療には適しており、忙しい現代人にはもってこいのサービスだと言える。
 政府も2018年度診療報酬改定で「オンライン診療料」「オンライン医学管理料」などの診療報酬を新設するなど、オンライン診療を促進しており、今後、参画する企業や専門医が増えてくると予想される。
 そんな中、オンライン診療に禁煙外来を導入するベンチャー企業が現れ注目されている。それによると、初診のみ対面だが、2回目以降は予約から診察まで全てスマートフォンで行い、診察後は処方箋と一緒に薬が自宅に配送されてくる。禁煙外来と言えば、パッチやガムなどの禁煙補助薬でたばこを吸いたい気持ちを抑え、禁煙につなげる治療法。効果は一定認められているが、実際、忙しくて何度も通院するのが難しく、禁煙から脱落していくケースもあるという。その点、余計な時間が取られないオンライン診療はもってこい。触診や手術が必要でない治療であることも、オンライン診療に適していると言えるだろう。
 2020年のオリンピックを前にますます肩身の狭い愛煙家。この時代、手軽に禁煙できるチャンスが転がっているので、ぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。(吉)