県が2015年度から日高川の支流江川で進めている改良復旧工事が着々と進み、各所で拡幅やバイパス工事に取り掛かっている。15年7月の台風11号で受けた被害の復旧と、流下能力向上へ川幅を約2倍に広げ、川底も掘削する工事で、19年度中の完了を目指している。
江川は日高川の川幅が狭くなっている若野地区上流付近で合流するため、大雨時などは本流へスムーズに合流できず、水が流れにくくなる。そのため河川が氾濫しやすく、過去十数年の浸水被害は06年7月豪雨で床下5棟、11年9月の台風12号で床下16棟、床上10棟、15年7月の台風11号で床下11棟。また周辺の田畑も水に浸かり、一帯が湖のような状態になっていた。
県では河川の被害箇所の復旧とともに、新たな被害を防ごうと改良工事も実施。改良区間は下流から4・9㌔。川幅を現在の約10㍍から20㍍に広げるとともに、川底を約1㍍掘削。日高川との合流地点はスムーズに合流できるよう改修。近年被害を受けた同等の災害が発生しても家屋浸水しないようにする。
15年度から事業に着手し、16年度から一部で現場工事がスタート。各所で随時取り掛かっており、拡幅作業が完了したところもある。
来年度も引き続き工事を進め、完成時期は未定だが、県は19年度を目標に取り組んでいる。総事業費は約50億円。

