ポータブル炊飯器やクロワッサンとブリュレを合体させたハイブリッドスイーツ、サワークリームを付けて食べる餃子、うんこ漢字ドリル等々、いずれも大ヒットした商品である。どうして流行したのか不思議に思う商品もあるが、消費者のニーズにうまくマッチしたのだろう。
先日、経済ジャーナリストの須田慎一郎さんの講演を聴いた。テレビ番組「そこまで言って委員会NP」などに出演し、歯に衣着せぬ語り口でおなじみ。こわもてだが、講演内容はとても面白く、非常に分かりやすかった。そんな中、二極化が進む地域経済で勝ち組になるためには「時代の流れ、変化を的確に捉え、新しいマーケットに飛び込んでいけば、ビジネスチャンスがある」と強調。具体例として、女性や高齢者がより一層働ける社会を目指す一億総活躍社会実現プランの推進に伴い、女性向けスーツの需要がアップしていることを紹介。専門店をいち早くオープンした企業が、次々と店を拡大している。
国の新たな施策や時代の変化には、大きな商売のチャンスがある。世界や日本、あるいは男性、女性、子ども、高齢者ら、それぞれどんなニーズがあり、将来的に求められるものは何なのか。常に政治、経済、スポーツ、文化などあらゆるジャンルで最新情報をキャッチし、企業自体がニーズに対応して変化していくことが必要。製造・販売企業に限らず、どんな業種にも通じることだろう。
須田さんのモットーは「消費者ニーズに応える講演に」。常に国民が知りたいことをリサーチし、答えを講演で披露する。年間130回以上こなすそうで、その人気に「なるほど」と思った。 (吉)

