御坊市島の倉庫ミュージアムwawawaで28日まで、和歌山を拠点に活動する6人の画家と障害を持つ人らのコラボ企画展「六人展+wawawa」が開かれている。イラストレーターらプロの作家の作品と、何ものにもとらわれない生の芸術「アールブリュット」作品が開放感ある店内で融合。従来のグループ展、福祉展といった枠を超えたにぎやかな展示会となっている。
 倉庫ミュージアムは、木材加工場の広い倉庫に学校の校舎で使われていた梁を移築し、地域の力で再生させたカフェバー。オープンから1年を迎えたことし5月、ミュージアムに魅せられた美浜町のイラストレーター、えんどうひとみさんがオーナーの玉置徹さん(52)に企画を持ち込み、仲間の作家に呼びかけて実現した。
 参加しているのは、えんどうさんのほか有田川町のテキスタイルデザイナー実里さん、和歌山市のイラストレーターShinyaさん、みなべ町のイラストレーター松下きょうこさん、御坊市のイラストレーターモリオカサチさん、美浜町のイラストレーターusui megumiさん。アールブリュット作品は普段、wawawa店内で創作活動を行っている知的障害のある人や発達障害のある人らのボードイラスト、Tシャツなどが出品されている。
 えんどうさんや実里さんらは「作品を創り、表現したいという気持ちはみんな同じ。アールブリュットの作品からはすごくエネルギーを感じますし、私たちもいい刺激となります」と笑顔。玉置さんは「日本ではアールブリュットといえば、まだまだ障害者のアートというイメージがあり、作品展も福祉の一環として開かれることが多いと思います。しかし、こうして一緒に作品展をやると、どれが健常者の作品なのか、どれが障害者の作品なのか、見る人は区別がつきません。そういった意味で、この六人展+wawawaはおそらく県内でも初めての取り組みです。従来の枠を取り払い、互いの違い、よさ、結びつきあう素晴らしさを、お酒でも飲みながら楽しんでいただければ」と話している。
 正午から午後10時まで。問い合わせは倉庫ミュージアムwawawa℡0738〓7878。