御坊商工会議所(吉田擴会頭)など主催のごぼう商工祭2017が29日、初めての「ハロウィン」をテーマに中町から本町にかけての商店街で開催。台風22号接近の影響であいにくの雨に見舞われ、終了時間を繰り上げたものの、海賊やミッキーマウスなどかわいい仮装姿の子どもたちは笑顔いっぱい。フォトスポットで写真を撮ったり、「トリック・オア・トリート」と言って魔女からお菓子をもらうなど楽しんでいた。
 雨は降っていたが、最後まで警報は発令されず、予定通り午前9時半からスタート。仮装した子どもや保護者を前に、ハロウィンのTシャツや帽子で仮装した吉田会頭が「多くの人が準備してくれました。短い時間になるかもしれませんが、楽しんでください」とあいさつ。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ風の海賊に扮した、今回のハロウィンの中心人物・木戸地美也子さんを先頭に、子どもたちが商店街をパレード。海賊やドレス姿のお姫様、ミッキーマウスやドナルドダック、スパイダーマン、顔にペイントをしたドラキュラなど、趣向を凝らした衣装やメイクの子どもたち100人以上がずらり。みんなで「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ)と声を出し、途中で魔女を見つけてお菓子をもらっていた。バルーンなどで飾り付けしたフォトスポットも5カ所用意され、かわいいポーズで写真を撮り、仮装した大人や吉田会頭とも一緒に撮影する姿も見られた。映画『魔女の宅急便』のキキとジジなどに扮して参加した竹内心優ちゃん(御坊小1年)、柳岡穂香ちゃん(同)、関口悠人君(湯川小2年)は「雨なんか関係ないよ。ハロウィンの衣装を着れて楽しい」と笑顔があふれていた。商店街の店の関係者も仮装して商品を販売した。
 ステージで予定していたバンド演奏は屋内で実施。うまいもんマルシェや今回初めて企画した和歌山の地酒飲み比べを楽しむ大人の姿も見られた。ローターアクトのポン菓子実演も子どもたちに人気で、紀州鉄道のハロウィン列車も好評だった。