来春の選抜出場校を選ぶ際の重要な参考資料となる秋季近畿地区高校野球大会(21日~、大阪市・大阪シティ信用金庫スタジアム)の組み合わせ抽選会が17日、大阪市内で開かれた。和歌山2位代表の日高中津は21年ぶりの選抜切符をかけて過去に夏の甲子園準優勝の実績もある滋賀の強豪・近江(滋賀県大会1位)との対戦が決まった。試合は22日午前11時半プレーボール。
近江は彦根市にある私学。硬式野球部は春4回、夏12回の甲子園出場経験があり、2001年夏には滋賀県勢で初めて準優勝した。今秋の滋賀県大会では3回戦で16、17年と2年連続で選抜出場した滋賀学園を9―4で破り、準決勝で近江兄弟社を10―1(7回コールド)、決勝で比叡山を7―2で下して優勝を飾った。近畿大会は2年連続の出場。新チームは左腕2人らの投手陣を中心にまとまり、機動力を使った攻撃にも定評があるという。
日高中津には17日夕方、雨天のため体育館で練習していたナインに抽選結果の知らせが届いた。山本誠司監督は近年、公式戦、練習試合ともに対戦したことがないといい、「よく打つ、打のチームというイメージはあるが、新チームについては分からない。これから研究したい」。選手たちには対戦相手を報告したうえで、「目の前の敵としっかりと対戦するだけ。その準備を怠らないように」とげきを飛ばした。
今月8日の県2次予選終了後も連係プレーの確認に少し多めに時間を割いた以外は普段通り練習に取り組んできたという日高中津。山本監督は準々決勝、準決勝と2試合連続逆転勝ちの原動力になった好調な打線について「変わりなく振れている」と自信をのぞかせ、「相手チームの情報を収集し、まず1勝目指して万全の状態に仕上げていきたい」とも話した。準決勝、決勝と好救援を見せた入山海斗投手(2年)も「僕がどこまで抑えられるかで勝負が決まると思う。いま調子がいいので試合まで維持したい」と闘志を新たにした。
近畿大会には2府4県の代表16校が参加し、トーナメントで熱戦を展開する。3年ぶり4回目、県2位校で出場する日高中津は1勝してベスト8入りが選抜出場への最低条件になると見られ、滋賀の強豪を倒して夢舞台へ大きく前進できるか、その戦いぶりに注目が集まっている。

