由良町里、中紀バス㈱(高垣太郎社長)は、最新の安全性能を備えた新型の大型観光バス1台を県内初導入した。車や歩行者など動いている障害物に対する衝突回避・被害軽減システム(PCS)や前方の車と一定間隔を保って走行するオートクルーズ(自動運転)など、これまでのバスにはなかった新システムを搭載。行楽の秋を迎え、安全、安心、快適な旅を提供する。
 大型観光バスは、日野自動車㈱が渾身(こんしん)のテクノロジーを投入して開発した「セレガ」。60人乗り。従来の衝突被害軽減システムは、壁など固定したものに対して衝突回避または被害軽減を図ったが、今回搭載された同システムでは動いている車や歩行者に対しても有効。渋滞時に前方を走っている車両や歩行者を感知し、近付くとブザーが鳴ってドライバーに警告するとともに、自動でブレーキがかかって車両が停止する。また、オートクルーズ(スキャニングクルーズⅡ)では、先行車両を感知して一定間隔を保ったままアクセル、ブレーキ、エンジンブレーキが自動で作動。必要なのはハンドル操作だけで、ドライバーの疲労を軽減することができる。
 このほか急ハンドルや雪道での横転・横滑り防止システムも搭載。最新型のドライブレコーダーもあり、本社にリアルタイムで位置情報などが送られ、運行管理ができる。また、最新の排ガス規制もクリアしている。
 高垣社長は「環境に優しく、さらに安全性が進化したバスでお客さまを迎えたいと思います。年内に2号車も導入予定。これからも安全、安心、快適な旅の提供を目指して頑張ります」と話している。