第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」クレー射撃競技トラップの部(10月1~3日、高知県・ミロク高知射撃場)に出場する県代表チームに、日高地方から印南町印南の会社員楠本晃大さん(29)がメンバー入り。競技を始めて5年目、初の国体出場へ「応援してくださる人の期待に応え、いい成績を残してチームに貢献したい」と燃えている。
クレー射撃は空中に飛び出すクレー(標的)を散弾銃で射撃。その命中数で順位を競う。トラップとスキートの2種目があり、楠本さんが出場するトラップは標的が射手の前方から左、中央、右方向のいずれかに放出。選手は横一線に配置された5カ所の射台を順に移動しながら射撃する。国体では1ラウンド25回の射撃を4ラウンド行い、その合計で個人成績、各都道府県3選手の合計で団体順位が決まる。
楠本さんは父が代表を務める電気工事業㈲喜久屋電設で電気工事士として勤務。エアガンを含むミリタリー関係に興味があって24歳のとき、父の友人に誘われたのをきっかけに猟銃・空気銃所持許可証を取得した。初めは田辺市の射撃場でクラブチームの大会に出て楽しむ趣味程度だったが、クラブの仲間らから公式大会への出場を勧められ、昨年から県協会に入会。本格的に競技を始めた。
県代表は3月中旬から7月中旬まで5大会の予選会で、高い方から4つのスコア合計で上位6人を選考。7月30日の近畿選手権でのスコアを合わせ、上位3人がメンバーに決定した。楠本さんは予選会2位。近畿選手権では自己ベストの85点をマークし、最終2位で県代表メンバー入りを決めた。昨年は6位で代表落ち。「ことしこそは」と臨み、初めての代表入りに「うれしいです。その半面、県代表というプレッシャーを感じています」と話している。
本番までは強化練習に参加。「コンディション一つで成績が左右される競技。本番では気負うことなく平常心で100回の射撃を繰り返すだけです。最低でも80点以上、できれば自己ベストを更新したい。お皿(標的)が割れたときの爽快感を大舞台で味わってきます」と拳を握っている。

