「インスタ映え」という言葉をよく耳にする。インターネットの写真共有サイト「インスタグラム(インスタ)」に投稿して見栄えするという意味。若い女性を中心に、そのインスタ映えする写真を求めて奔走したり、場所や物が話題になったりしている。一方、沖縄県ではインスタ映えすると人気の橋から男性がプロポーズした直後に転落。死亡するという事故が起きた。
筆者もこのほどインスタを始めた。と言っても投稿はゼロ。誰かをフォローするわけでもなく、たまに他人がアップした画像や動画を見るぐらいで、ただアカウントを作っただけとも言える利用しかしていない。インスタをやっている、ごくごく狭い周りの人に聞くと、「大切な人との幸せの共有」のほか投稿は「自己満足」「自慢」、閲覧は「興味」「あら探し」が目的だそう。人とのつながり方の多様化を感じた。
先日、御坊市の日高看護専門学校で、ネット犯罪について学ぶサイバーセキュリティーの講演が行われた。県警本部サイバー犯罪対策室の警察官がスマホやソーシャルメディアを通じて巻き込まれるサイバー犯罪の現状や対策を説明。インスタを含むSNSに個人情報や行動記録を掲載したり、位置情報の付いた写真を公開したりすると、なりすましやストーカーの被害者になる危険性があり、違法の悪ふざけ行為についても「そんなつもりじゃなかったでは済まされない」として「被害者にも加害者にもならないよう気をつけてください」と注意を呼びかけた。安易な対応や軽はずみな行為が取り返しがつかない事態を招く恐れがあるサイバー空間。ネットやSNSは常に危険性を意識した上で正しく利用しよう。そんな楽しみ方にこそ本当の「いいね」があると思う。 (笑)

