県高校総合文化祭邦楽部門発表会第53回県高校邦楽連盟定期演奏会が22日に紀南文化会館で開かれ、日高箏曲部が2年連続31回目の優勝に輝いた。全国高校文化祭直後の発表会で、練習時間が少ない中も難易度の高い曲を息ぴったりに演奏。来年8月10、11日に長野県で開かれる第42回全国高校総合文化祭日本音楽部門に県代表として出場する。
 県内9校が出場し、各校2曲ずつ(1校のみ1曲)演奏し、全国へ出場できる優勝を争った。
 1年生2人、2年生1人、3年生6人の日高の1曲目は全員で沢井比河流作曲「OKOTO」、2曲目は難易度が高く全国文化祭でベスト8に輝いた長沢勝俊作曲「箏四重奏曲」を演奏。7月31日、8月1日の全国文化祭が終わって盆休みなどを除き13日間しか練習期間がなかったが、一日10時間以上の猛練習を連日続けてきており、「箏四重奏曲」では全国での演奏の修正箇所を何度も話し合って改善し、全国以上の演奏に仕上げた。
 指導の神田佐和子さんは「少ない日数で2曲を仕上げていくのは大変なことでしたが、部員たちが時間のバランスを考え、互いに気遣い、真摯に箏に向かってきたことで、仲間とともに演奏する喜びを表現できたようです」。部長の岸井志織さん(3年)は「『箏四重奏曲』では1人で演奏するところもあり緊張しましたが、優勝できてうれしいです。3年生としての責任を果たせました」と笑顔。来年全国に出場する後輩に向けては「ことしのベスト8以上の入賞を目指して頑張ってほしいです」と話している。