トイレットペーパーを使い終わったあとに残る厚手の紙の芯。これが売り物になると、テレビで取り上げられていた。普通の人なら、何も考えずにゴミ箱へポイッと捨てる、ただのゴミ。ところが、少し頭と労力を使えばお金になる「商品」に変わるというから、ネットでも調べてみた。
 「トイレットペーパー芯」で検索すると、手作りおもちゃ工作をはじめ、オシャレ雑貨、壁飾りなどが並ぶ。要するに、工作などの材料として一定の需要があるようだ。ただ、芯を1本持っていても商品になる期待はできない。少なくとも10本以上集め、さらに夏休みなど子どもが工作をする時期に売り出す、広く欲しい人を探せるネットを活用と、売れる方法を思いつくかどうかが大きなポイント。ただのゴミも発想と行動でお金に変わるのだと、いい勉強をさせてもらった。ネットでの価格は幅広いが、10本で100円、100本で520円などとあった。
 さらに調べると、身の回りは、たまごパック、ペットボトルのキャップ、懸賞の応募券、菓子の景品、雑誌の付録など〝宝の山〟らしい。みんなが捨てるものを取っておくという逆の発想に、収集とネット出品など少しの手間をかければ、ちょっとした小遣い稼ができなる可能性がある。
 図書館の不用になった雑誌や付録を無料で配布するイベントを取材した際、欲しい人には失礼だが「行列に並んでまで手に入れたいものなの?」と感じることもあった。発想が豊かな人が見れば、そんな光景も新しいアイデアのヒントになるのだろう。ネット社会のいま、宝の山はすぐ近くで見つけられると思うと夢はあるが、それを実際に手に入れるのはかなり難しいというのも正直な感想である。    (賀)