御坊市出身のイラストレーター、中川貴雄さん=東京=と同じく御坊市出身の会社員、玉置永吉さん=みなべ町芝=の幼なじみ2人がユニット「SOZOswitch」として、初の絵本「なんにでもレナール!を出版した。「永吉さん」は、筆者の高校時代のバスケットボール部の1つ年上の先輩。クラブではもちろん卒業後も、たまに遊んでもらったりしてお世話になっている。当時からバスケのほかに音楽をしたり、ファッションや食べ物でも何かにつけてハイセンスだったカッコいい先輩。「まさか絵本作家になるとは」と驚き半分、「さすが」という思い半分で先日、書店に行って購入してきた。
 「なんにでもレナール!」は、モグラの魔法使い「レナール」が素敵なおまじないをかけて、ブタがコックさんになったりゾウが消防士になったり、といったように夢を叶える楽しい遊びの世界を表現したストーリー。帯(腰巻)には「楽しいことが大好きなぼくらは毎日夢を叶える遊びに夢中 想像力ゆたかに子どもが『なりたい! なりたい!』って思うつよい気持ちを応援する絵本です」と書かれている。分かりやすくて想像力が膨らむ内容とかわいいイラストがマッチ。ぜひ子どもに読み聞かせてあげたい一冊として小欄でPRしたい。
 プロフィルに「子どもたちの『なりた~い』が大好き」と書いている永吉さん。2児の父で、何より優しい先輩らしい思いがあふれている。12日午前11時からWAYオークワロマンシティ店、午後2時からWAY美浜店で2人のおはなし会とサイン会、即売会が開催される。取材を兼ねて先輩に会い、サインをもらいに行ってこようと思う。     (笑)