御坊日高地区雇用対策協議会(阪本仁志会長)と日高振興局が主催の「親子で企業見学ツアー」が3日から6日にかけて3回行われ、6日は14組31人の親子が御坊市の北出病院を訪問。リハビリテーション科や薬剤科など医療の現場を見せてもらった。
 製造業や医療、食品加工など日高地方には魅力的な企業がたくさんあり、子どもたちに将来の職業選択の参考にしてもらおうと、小学4~6年生と保護者を対象に実施。ことしは日高川町の表面保護フィルム製造のスミロン和歌山工場、御坊市の住宅用木製家具製造等の丸紀木材工業、北出病院の3つのコースで行われた。
 北出病院では2班に分かれて、リハビリ科、薬剤科、放射線科、手術室などを見学。リハビリ科は、骨折などのけがや脳血管疾患の後遺症で基本動作が難しい人の機能回復訓練を行っており、子どもたちは体をつり上げることで足にかかる体重負荷を軽減し、歩行訓練を行うマシンを体験させてもらった。
 御坊小5年生の岡本太一君は「機械で体をつり上げられて、すごく軽く走ることができました。でも、終わったあとは一気に体が重くなって、へんな感じでした」と楽しそうだった。