御坊市出身のイラストレーター中川貴雄さん(37)=東京=と、同じく御坊市出身の会社員玉置永吉さん(37)=みなべ町芝=の幼なじみ2人がユニット「SOZOswitch」を結成、初めての絵本『なんにでもレナール!』を出版した。7月15日に発売し、WAY御坊店では2週間で50冊を売り上げるなど人気急上昇中。8月12日には同店などで2人のおはなし会もあり、今後ますます話題を集めそうだ。
イラストレーターとしてCDジャケットやブックカバー、カレンダーなどさまざまな分野で活躍する中川さんと、子どものころから絵本が好きだった玉置さんは同級生で、湯川町富安のしらゆり保育園児のころからずっと友達同士。絵本の仕事もこなしていた中川さんが昨年11月、玉置さんに「絵本を作りたいから物語を考えて」と依頼したのがきっかけ。絵本や紙芝居専門の有名な出版社である教育画劇から半年余りで出版にこぎつけた。物語を考えるのが好きな玉置さんは数種類のストーリーを提案し、中川さんが今回の内容を選んだ。
『なんにでもレナール!』は、モグラの魔法使いレナールが素敵なおまじないをかけて、ブタがコックさん、ゾウが消防士になるなど夢をかなえる楽しい遊びの世界を表現した物語。分かりやすくて想像力が膨らむ内容と、中川さんが描くかわいいイラストが見事にマッチしており、WAY美浜店では入り口前に特別コーナーを開設。百崎善光店長は「内容も絵もデビュー作とは思えないくらい非常にクオリティーが高くてびっくりしました。地元効果もありますが、絵本でこれだけ売れることはめったにない」と太鼓判を押している。
中川さんは「ずっと長く読んでもらえるような絵本になるようにと思いを込めて描きました。これからもどんどん絵本を作っていくので応援してくれるとうれしいです」。玉置さんは「絵本作家を目指していたわけではないですが、いつか思い描く内容が形になればいいなという思いはありました。書店に並んでいるのを見たときはすごくうれしかったのと、少し不思議な気持ちにもなりました」と率直な感想。「自分のなりたいものになれる楽しさを感じてもらいたい。ぜひ子どもさんと一緒に読んでほしい。これからも第2作、3作と出版していきたい」と話している。
8月12日午前11時からWAYオークワロマンシティ店、午後2時からWAY美浜店で2人のおはなし会とサイン会、即売会を開催。多くの来場を呼びかけている。

