第99回全国高校野球選手権和歌山大会8日目の21日は2回戦1試合と3回戦2試合があり、第3試合の3回戦では紀央館が和歌山工に打ち勝って、2年ぶり12回目の8強進出を決めた。初戦の2回戦で14三振、2得点だった紀央館は初回に4安打4得点の猛攻を見せるなど打線が奮起し、10安打で6得点。サイド右腕のエース・石方が7安打を浴びながら最後まで粘り強くリードを守りきり、2戦連続の完投を果たした。
紀央館
400000002 6
021000000 3
和歌山工
 紀央館は初回、先頭の湯川が左前打し、すかさず二盗。垣内の四球、中野の右前打で満塁と攻め立てると、中村がフルカウントから選球眼よく押し出しの四球を選び、1死後には石方の中前打で2者を迎え入れた。なおも続く二、三塁の好機に山村が中前へ弾き返して1点追加し、大きな4点のリードを奪った。
 和歌山工のアンダーハンド右腕・本田に対し、2回以降は再三、得点圏に走者を置きながらあと一本が出なかった紀央館。3回までに1点差に詰め寄られ、重苦しいムードのまま迎えた9回の攻撃では2失策などで二死一、三塁とすると、8回途中から2番手登板していた左腕・石井悠斗から小竹が左中間へ2点二塁打を放ち、貴重な得点を加えた。小竹は8回から代走で出場。今大会の初打席で見事な働きを見せ、粘投するエースを援護した。
 石方は2回1死一、三塁からスクイズと中前適時打で2点を許し、3回には2死二塁から右前適時打を打たれたものの、4回以降は要所を締め、一度も主導権を譲らなかった。6回2死一、三塁のピンチは左飛、8回無死一塁は犠打のあと、外野飛球2つで切り抜け、9回は中飛、右飛、遊ゴロと3人でぴしゃり。7安打3失点で9回を投げ抜いた。
 紀央館は24日の準々決勝第1試合(午前10時~)で向陽と顔を合わせる。