美浜町は、今月中にも地方創生事業の一つ、「ふれあいと健康と起業のまち『みはま』」へ本格的に着手する。平成9年3月に供用を開始したものの松林内のため景観が悪く、遊具の老朽化なども問題と指摘されている吉原公園は近年、使用頻度が激減しており、周辺の松林内などを再整備する計画。本年度から5年間、約1億3000万円を投じ、産品コーナーや次世代のものづくりを支援する施設、多目的広場、散策ルート、遊具設置などで地域活性化の拠点エリアに生まれ変わらせる。
 事業の対象エリアは吉原公園南側の松林内など約2万平方㍍。就業機会確保、起業促進、世代間交流、健康増進などを主な目的に、平成33年度の事業完了を目指す。
 具体的な取り組みとしては、対象エリア南の県道沿いに工具や地元産品などの製造設備を備え、将来の起業を支援するファブラボ施設や地元産品を販売するための産品コーナーを設置する。ファブラボ施設には3Dプリンター、レーザーカッター、ドローンなどを備えるなどのアイデアが出ており、商品開発、研究を行う起業家をバックアップする。
 松林内には遊歩道、遊具、ドッグラン(飼い犬を自由に運動させることができる場所)、ノルディックウオーキングルートなどを設け、子どもからお年寄りまで触れ合いの場を提供。多目的広場にはLED照明を取り付け、夜間でも利用可能にする。管理運営については女性の活躍支援へ子育て中の母親らの活用なども検討中だ。
 29日には松原地区公民館で地域住民30人を集めて事業説明会が開かれた。今後は同じく地方創生事業として、先行して進められている「日の岬・アメリカ村の再生とふるさと教育」同様に、地域住民、学識経験者、役場職員らで今月中に協議会を立ち上げる方針。
 5年間のスケジュールでは、本年度に基本と実施設計策定し、遊歩道、遊具、ドッグランの整備、雑木の伐採、ファブラボ施設と産品コーナーの設置、管理運営組織の選定など。30年度以降に、施設を使っての工作教室、松林の整備などを順次行っていく。