それにしても今、日本の10代の活躍ぶりには目を見張る。先日の世界卓球選手権では48年ぶりに女子シングルスで銅メダルの平野美宇選手は17歳、女子ダブルスで16年ぶりに銅メダルを獲得した伊藤美誠、早田ひなペアがともに16歳。メダルには届かなかったが、8強入りと「チョレイ」の掛け声がブームとなっている張本智和選手は若干13歳。卓球だけではない、将棋ではデビューから26連勝中でテレビで見ない日がない藤井聡太四段は14歳、サッカー久保建英選手は16歳ながら飛び級でU―20日本代表入り。ほかにもさまざまなジャンルで若手が頭角を現している。
日高地方に目を向けると、いまはまだ世界で活躍とまではいかないが、将来有望な10代選手はたくさんいる。今の時期は高校総体や中体連県大会などで好成績を収めて全国切符を手にした選手が連日、紙面を大きく飾っている。柔道、剣道、空手、バレー、野球、ソフトテニスなどなどジャンルもさまざまで、あらためて日高地方の選手のレベルの高さに感心させられる。この中から2020年東京オリンピック選手が出てほしい、そんな願いが湧くのも当然だ。
一方で、少子化でとくに中学校では好きなスポーツに打ち込める環境がなくなりつつある。団体競技はてきめんで、バレーボールや野球は単独でチーム編成できない学校が年々増えている。子どもの数は減る一方で、現状が改善する兆しはない。近くの学校や市町単位での合同部活、地域でのスポーツクラブ化など検討していかなければならない時期だろう。「学校単位」は近いうちに崩壊するかもしれない。少子化が著しい田舎だからこそ、先進的な仕組み作りを考えようではないか。 (片)

