日高川町西原の日高高校中津分校(池田尚弘校長)では、シカ肉をPRして町の観光につなげようと、新たなレシピ作りを行っている。7日には2年生32人が地域おこし協力隊の村越拓也さん(27)とともに試作品作りを行い、4品が完成。考案したメニューは7月から有田川町にある飲食店で販売を予定しており、利益を得ることで働くことの意義も学習する。
同校のゲストティーチャーとなっている村越さんが本年度の取り組みとして「生徒たちが実際に利益を得ることで働くことの意義を学んでほしい」とし、学校と協議。狩猟免許を持っておりシカ肉の加工も行う村越さんが肉を提供し、生徒が考案したレシピを飲食店で販売し利益を得ることで、仕事のやりがいを学んでもらおうと実施を決めた。
レシピは生徒たちが7班に分かれ、インターネットなどを使って考えた。7日には、考案してきたローストビーフや餃子、串焼き、ピザ、ライスボールなどを調理。村越さんにアドバイスしてもらいながら味付けや焼き加減など試行錯誤しながら完成。全員で試食し、味など納得いく料理としてピザと肉巻きおにぎり、餃子、お茶漬けの4品を選んだ。
販売に協力してくれるのは同校教諭の友人で、有田川町野田で多国籍料理を提供しているバル「サカズラ」の三葛心店長。生徒が考案したレシピから店で提供できるものを選び、7月からメニュー化。生徒のレシピの商品が注文された場合、売り上げの一部を学校に還元。学校では売り上げでスポーツ備品などの購入を検討。またバルでの売り上げが好調だった場合、日高川町内の飲食店、またイベントでの出店販売など、新たな展開も考えている。

