交通事故をなくする県民運動推進協議会(会長=仁坂吉伸知事)の平成29年度総会が29日、和歌山ビッグ愛であり、席上、交通安全功労者と交通安全年間スローガン最優秀賞者の表彰が行われた。県内各地域で長年にわたり交通安全活動を実践している人に贈られる交安功労表彰は20人、うち日高地方からは杉本健一(74)=美浜町三尾=、川瀬卓児(49)=日高町志賀=の両氏が受賞した。

 杉本さんは40歳から現在まで34年間、町交通指導員を務め、うち10年間は同指導員会の会長として町内の交安活動をリードしてきた。小・中学校の交安教室で自転車の安全運転指導、年4回の交安運動期間中の街頭啓発、町内でスポーツや文化イベント開催の際のサポートなどに尽力。いまも平日は毎日、三尾から和田小学校へ通う児童がスクールバスへ乗車する時の安全確認と見守りなどの活動を続けている。29日の表彰式終了後には役場を訪れ、森下誠史町長に受賞を報告。「長年やってきたので、ご褒美にいただいた表彰だと思います」と喜びを表したうえで、「町内、それに周辺市町で交通事故が1件でもなくなってくれればというのが一番の願い。体力が続く限り頑張っていきたい」と今後についても意欲を見せた。森下町長は「これからも健康に気をつけて、よろしくお願いします」と声をかけ、ますますの活躍へ期待を込めた。

 川瀬さんは、平成9年から約20年間にわたり交通指導員を務めており、監事にも就任。町の交通指導員10人の中では最年少だが、勤続年数から言えば中堅となっている。8年に亡くなった父弘克さんは、町交通指導員会の発足当時から交通指導員として活動していたが、そんな背中を見て育ち、「私も多少なりとも町の交通安全にお役に立てれば」と、交通指導員になった。父の後を継いで代表となっている川瀬モータースでの仕事の傍ら、交通指導員として毎月1回街頭で、子どもたちの通学の見守り活動を実施。季節ごとの街頭啓発や町内小学校での交通安全教室にも参加している。受賞に際して「大変光栄な賞をいただき、ありがたく思っています。気が付けば20年ということですが、皆さんの協力で続けることができました。今後も微力ながらまちの交通安全に努めていきたいと思います」と決意を新たにしていた。