8月1日告示、6日投開票の印南町議選(定数12)へ向けて2日、無所属の新人で農業の夏見公久氏(67)=印南原=が出馬を表明。告示まで3カ月を切り、徐々に選挙ムードが高まってきた。
 夏見氏は南部高校を卒業後、愛知県の中部日本自動車整備専門学校を経て就職し、会社員から団体職員となって8年前に退職。地元有志らからの要請に意志を固めた。立候補に向けては「政治・行政の経験はなく、分からないながらですが、行政と住民をつなぐパイプ役として仕事がしたい。住民の皆さんに対して、より正確なまちの情報を伝え、そこからの声を町行政に反映させたい」と抱負。今後、後援会組織を立ち上げていくという。
 町議会は現在、現職1人の死去に伴い欠員1の状態。選挙に向けてはいまのところ、1人が不出馬を表明しているが、空席となる島田で新人の擁立が進められているほか、印南地区で動きがあるとみられており、平成9年以来6回連続となる選挙戦突入の公算が高まっている。