日本統治時代の台湾で農業水利事業の完成に貢献した八田與一の功績を多くの人に知ってもらおうと、御坊日台友好協会(古山隆生代表)が企画した台湾スタディーツアーが先月28日から31日までの3泊4日で行われ、藤原風輔君(湯川中3年)と川越万里名さん(丹生中3年)が参加。八田與一がいまでも現地で愛されていることや、台湾人の優しさに触れ、学び多きツアーとなった。
日高地方の中学生を対象に八田與一(1886~1942年、石川県出身)についての感想文を募集し、2人が優秀賞に選ばれていた。
現地では、土木技師の八田與一が工事を指揮して昭和5年に完成した台南市の烏山頭ダムや約15万㌶に張り巡らせた水路、現地に建立されている銅像を見学。不毛地帯を大水田地帯にした偉業を目の当たりにした。官田国民中学校では生徒に混じって英語の授業に参加。課外授業のピザ作りも一緒に楽しみ、交流を深めた。日本軍人が神としてまつられている飛虎将軍廟や奇美博物館を見て回ったときには、買い物帰りの現地の人が商品をプレゼントしてくれる場面もあり、親日ぶりに感激した。ツアーを終え、藤原君は「八田技師の銅像に献花されているのを見て、いまでも敬愛されていると感じることができた。台湾の人が優しく日本語で話しかけてくれたことも素直にうれしかった」と感動。川越さんは「台湾の中学校を訪れたとき、生徒が流ちょうな英語で丁寧に話してくれたのがかっこよかった。私もさらに英語を勉強して、あのように話したい」と大きな刺激を受けた様子で話した。古山さんは「現地の同世代と交流ができてよかった。次は台湾から中学生を日本に招待することになったので、今後も相互交流を続けていきたい」と話している。

