筆者の禁煙がとりあえず続いているためだろうか、たばこの話題が多くなってしまう。そんなわけで、日高町が、県内初の禁煙外来治療費助成事業をスタートさせた。治療費の2分の1(上限1万円)を補助。たばこをやめたくてもやめられない喫煙者に朗報と言えそう。
たばこを吸っていない人からすれば、「自分で勝手にたばこを吸っている人の禁煙にどうして税金を投入しなければならないのか」という意見もあるかもしれない。しかし、喫煙でリスクが高まる病気は、がんをはじめ脳卒中や心筋梗塞、動脈硬化、高血圧、糖尿病、メタボリックシンドロームなどさまざま。喫煙者が病気になればその分、税金から医療費が投入されるわけで、医療費抑制の面からすれば喫煙者が減ってもらった方がいい。また、近年問題になっている受動喫煙の危険性も減るので、町の施策として喫煙者を減らすことは、容認されるべきところ。すでに同様の補助は全国的に東京都、埼玉県、愛知県など8自治体が先進的に行っている。
ところが、気になるのは禁煙外来に一体どれだけの効果があるのかということ。禁煙外来の治療と言えば、ニコチンパッチやガムなどを使ってたばこを吸わないようにしていくようで、医者によると、成功率は約50%。この割合が高いのか、低いのか判断が難しいが、仮に全国の喫煙者2000万人が半減すると考えれば大きい。さらに禁煙外来で失敗したとしても、禁煙にチャレンジした意義はあり、今後、禁煙を成功させるきっかけになるかもしれない。
いずれにしても日高町の新施策に注目。筆者は高みの見物といきたい。 (吉)

