先日、最新技術などを学ぶ和高専・次世代テクノサロン(和高専など主催)が同校のグラウンドで行われ、エンジン式ドローンのデモンストレーションを見学した。講師はドローンを使った空撮などを行う㈲マシンプラン(和歌山市)の山本博一さんで、バッテリー式にはない力強いエンジン式の飛行を披露した。
 一般的にドローンと言えば、プロペラが数カ所についたものを想像するが今回のエンジン式は、ヘリコプターのように大きなプロペラが1つあるタイプ。エンジンのメリットについては一般的に飛行時間が30分程度のバッテリー式ドローンに対し、約1時間と長い。この日のヘリ型ドローンの場合は片道で100㌔程度、往復の場合は余裕を持って40㌔くらいが行動範囲になる。さらに積載量が多いことが特徴で最大で10㌔、安定した運動性を考慮しても5~8㌔程度は積むことができるという。何より印象的なのは安定性で、風が強かったにも関わらず問題なく飛んでいた。デメリットと言えば、エンジンを積んでいるため音が大きくなることだろう。
 エンジン式もバッテリー式もそれぞれの特徴に応じて使っていくことができるが、エンジン式の場合は長い飛行時間と積載量を生かし、災害時に孤立した地域や孤島などへ薬や救援物資を積んで飛ばすことができる。和高専ではエンジンドローンによるイノシシの個体数調査を行い、鳥獣害対策なども検討している。このほかさまざまな用途も考えられるだろう。以前、ネット通販大手が「ドローンで宅配」などのニュースを目にしたが、近い将来、上空をさまざまなドローンが飛び交う日が来るのかもしれない。  (城)