昨年7月、神奈川県相模原市の障害者施設で発生した殺傷事件などを教訓に、防犯態勢を強化しようと、社会福祉法人太陽福祉会が御坊市で運営する児童発達支援センター通園みらい(楠本淳子園長)で14日、不審者対応訓練が行われた。
 御坊署員が不審者役となり、保育中に園内に侵入したと想定。門をこじ開けた不審者役は玄関で刃物を振りかざし、女性職員はさすまたで応戦。2人がかりで対応したが力の強い男相手に悪戦苦闘し、署員からさすまたの効果的な使い方の指導を受けていた。署員は「さすまたは犯人を取り押さえようとするよりも、身を守るために使って。まずは園に入れないこと。門で不審者を見たらすぐ通報を」とアドバイス。楠本園長は「すごくいい経験と勉強になりました」と話していた。