「百害あって一利なし」とよく言われるが、なかなかやめられないたばこ。実は今度ばかりは禁煙できそうな気がしている。
きっかけは昨年末にかかった肺炎。胸が痛むし、肺炎は怖い病気なのでさすがにたばこを吸う気がしなかった。しかも、肺炎の治りが遅く1カ月ほど体調が悪かったためずっと禁煙。その後体調は回復したが、せっかく禁煙しているので、そのまま続けようと、もうすぐ2カ月が経つ。いまでもふとたばこを思い出したり、夢に見たりするが、たばこを吸いたいとまでは思わない。
「なぜだろう」と考えてみた。まず、筆者より先に妻が禁煙。3年ほど前から自宅の部屋ではたばこが吸えなくなった。また、筆者の車の中はたばこ臭さがまん延しており、雨が降った日などは、大げさな話ではなくふん尿のような悪臭。たばこにはふん尿と同じ成分が入っているので、当然そんな臭いがするのだが、さすがに自分でも「これはヤバい」と思うレベルで、おととし車を買い換えた際に車内は禁煙に。通勤時間が長いので、最初は吸いたいと思ったが、あの悪臭が頭をよぎり踏みとどまった。
筆者の禁煙は肺炎が大きなきっかけだが、体調が回復したあとも大した禁断症状が出てこないのは、禁煙前からたばこを吸えない場所が増えて、自然とたばこの本数が減り、ニコチン依存も軽減していたのかもしれない。つまり、禁煙を目指すなら、自身の周りで吸えない場所を少しずつ増やしていくというのも一つの手。その場所で吸わない理由も明確にしておく方が自分自身を説得できそうだ。筆者の禁煙が成功と言えるのはまだ先の話だが、たばこをやめたい人の参考になれば。 (吉)

