御坊市内の公立4幼稚園、6小、5中学校(大成含む)の児童や教諭らが下痢や嘔吐(おうと)、発熱など食中毒とみられる症状を訴えた問題で、市教育委員会は27日、市役所で記者会見を開き、奥幹夫教育長らが謝罪した。発症者数は同日午後3時の時点で教職員含め2267人中、約3分の1の719人。30日も臨時休園・休校とし、感染拡大防止に努めることが報告された。
 奥教育長、清水公洋教育次長、阪本興平教育総務課長が対応。奥教育長は「多大なご迷惑、ご心配をおかけし、心からおわびします」と頭を下げた。
 経緯の報告では27日午前7時半に複数の学校から電話連絡で、下痢などの症状が出ている児童らがいるとの報告を受け、8時20分に全幼小中の臨時休園・休校を決定し、各園、学校にトイレの消毒を指示。以降、発症者の把握を進めるとともに臨時校長会・園長会を開き、対策を協議した。
 感染拡大防止については各園・校のトイレのほか公民館や図書館でも消毒を実施。症状については、入院者がいないことから重症化していない可能性が高いことを報告。30日も臨時休園・休校とし、31日以降は検討中としている。
 原因についてはすべての園・学校共通となっている給食の可能性があるとして、御坊保健所が給食センター(南塩屋)で調査中とした。
 給食センターの給食は、小中学校は月曜から金曜、幼稚園は月・水・金曜の3日のみ。25日水曜の献立は「塩ちゃんこ」「磯あえ」「ふりかけ」など、26日木曜は「サバの味噌煮」「きんぴら大豆」「けんちん汁」など。
 園、学校別の発症者数(27日午後3時現在・教職員含む)は次の通り。
 幼稚園=湯川9人、大成9人、塩屋17人、名田7人▽小学校=御坊122人、湯川98人、藤田55人、野口54人、塩屋55人、名田51人▽中学校=御坊72人、湯川53人、河南41人、名田21人、大成55人