御坊市薗、シュウバレエスタジオ(小前大介代表)の山吹薫乃(ゆきの)さん(松原小6年)は、28日から2月28日までの1カ月間、ロシアの国立ノボシビルスクバレエ学校に留学する。昨年夏にはアメリカ・ワシントンのキーロフバレエ学校に留学しており、2度目の海外留学。バレエの本場ロシアへの留学に「精いっぱいのことを学んできたい」と胸を膨らませている。
 山吹さんは昨年4月のジャパンバレエコンペティション東京で1位と審査員特別賞を受け、キーロフへの留学資格を得た。6月末から1カ月余りの滞米を経て、帰国翌日に高松市でのバレエコンクールエキシビジョンにゲスト出演。審査員の1人でソリストの舞踊家・指導者として活躍、留学のコーディネーターを務めているアナトーリ・スタブロフさんがその踊りを見て、コンクールとは無関係に「ロシアで勉強してみませんか」と、ノボシビルスクバレエ学校への留学許可を与えたという。
 指導の小前さんは「帰国直後で疲れているだろうからやめにしたらといっていたのですが、山吹さん自身が出たいということで出演したエキシビジョンでした。結果的に、出てよかったですね」と話し、山吹さんは「2回目なので、前回に比べると不安よりも期待が大きいです。ロシア語はまったくわからないので語学面で不安はありますが、明るく乗り切りたいと思います。何より、本場でレッスンを受けられるのはとてもうれしいことです。本場だけにスタイルなど厳しい目でみられると思いますが、日本では学べないことも学べると思いますので、頑張ってきます」と張り切っている。