JA紀州(久保秀夫組合長)が事業展開している移動スーパー「とくし丸」は24日、由良町と美浜町を販売エリアとする4号車が開業する。高齢者ら日常の買い物に困っている人の自宅前まで、専用の軽トラックでAコープの商品を持って行って販売。併せて地域の見守りを行っており、好評を得ている。
徳島市に本社のある移動スーパー事業の㈱とくし丸と提携し、地域貢献事業として平成27年9月、Aコープひだか店を拠点に由良、日高、美浜の3町を販売エリアとする1号車を導入。翌10月にAコープかわべ店から御坊市内と日高川町内を回る2号車、昨年5月にAコープみなべ店からみなべ町内を回る3号車が開業している。
高齢化や地元商店の廃業、撤退で買い物がしにくくなった家庭に週2回、Aコープで販売している肉や魚、野菜の生鮮食料品、コロッケなどの総菜を自宅の軒下まで持って行ってその場で販売。客からは実際に自分の目で見て、手に取って買えるメリットがあり、「助かるわー」と好評を得ているという。また、JAは地元行政や警察と地域見守り協定を締結。事業自体が見守り活動になっているほか、警察からの啓発チラシ配布を行っている。
1~3号車の契約者は計約320件。各車一日7~8万円台の売り上げがある。4号車はAコープゆら店を拠点に由良町の由良、白崎地区と美浜町内の一部をカバー。すでに100件を超える契約があり、開業初日の24日は午前9時半から出発式を行う。担当者は「あくまでも地域貢献事業ですが、ニーズに応えながらもっと事業を拡大できれば」と話している。

