楽天㈱が運営する旅行予約サービス、楽天トラベルが発表した「2016年 インバウンド(訪日旅行)人気上昇エリアランキング」で、和歌山県の南紀白浜・龍神が9位に入った。1位は前年同期比の予約が3・4倍に伸びた香川県の高松・さぬき・東かがわで、南紀白浜・龍神の伸び率は約2・2倍。和歌山は外国人向けウェブサイトのリニューアルや各メディアの取材支援など、県の積極的な情報発信が奏功したとみられている。
ランキングは、楽天トラベル外国語サイトのことし1月1日から12月31日までの予約人泊数を基に集計。前年同期比伸び率トップは、昨年のランキングトップ10圏外だった香川県の高松・さぬき・東かがわエリアで、3年に一度開かれる瀬戸内国際芸術祭が多くの外国人旅行者を引きつけた。2位は台湾の格安航空会社が直行便を開設した岡山県の岡山市内(前年同期比3倍)、3位は福岡市の天神・中洲・百道浜と糸島(同2・8倍)だった。
和歌山県の南紀白浜・龍神は以前から美しい海と山、世界遺産の文化財と自然が外国人に人気が高く、全国的に急増しているインバウンドに対応し、県は写真や映像を多用した外国人向けの観光PRウェブサイトをリニューアル。積極的な海外プロモーションや外国メディアの取材支援を行うなど情報発信に力を入れ、とくに南紀白浜・龍神エリアについては、ほかで体験できない泉質抜群の温泉や絶景などの視点からPRに努めている。
県は今回の南紀白浜・龍神のランクインについて、これらの取り組みが結果につながったとみており、観光交流課は「今後も外国人の個人観光客の誘客に向け、国・地域ごとの旅行熟度や嗜好に応じたメディア展開を図り、和歌山の多彩な観光資源の魅力を効果的に発信していきたい」と話している。

