11月10日は「エレベーターの日」。1890年(明治23年)、東京・浅草の「凌雲閣」に設置された日本初の電動式エレベーターが一般公開された日で、日本エレベーター協会が1979年(昭和54年)に制定した。
そんなエレベーターは、マンションやオフィスビル、ショッピングモールなどでは欠かせない存在になっているが、心配なのは利用中の緊急停止。特に地震の時で、昨年5月に発生した小笠原諸島西方沖地震では、関東一円で約1万9000基ものエレベーターが緊急停止した。2009年以降に新設、リニューアルされたエレベーターには地震時管制運転装置の設置が義務付けられており、地震の際に発生する初期微動(P波)や本震(S波)を感知し、エレベーターが最寄りの階に停止するようになっている。
多くのエレベーターに同装置が取り付けられてはいるが、まだまだついていないものも多い。利用中に地震が発生した際の適切な対応を知っているだろうか。三菱電機ビルテクノサービス㈱が東京、大阪の3000人を対象としたアンケートによると、正しい対応方法知っている人は約半分程度で、9割以上が「周知活動が必要」と答えている。
対応は、揺れを感じたらすぐに全階のボタンを押し、停止後すみやかに降りる。閉じ込められた場合は、インターホンや扉をたたくなどで外部へ知らせる。いつ動き出すかわからないので、無理に出ようとするのは禁物だ。
日高地方で生活している中では、それほどエレベーターを利用する機会が多くないとは思うが、地震はいつ起こるかわからない。ありとあらゆる状況を想定し、万が一の事態に備えよう。 (城)

