みなべ町埴田、国民宿舎紀州路みなべに宿泊する外国人客が平成28年度上半期、4月から9月までの半年間で約200人となり、昨年度1年間に匹敵する人数となっていることが分かった。外国人向けホームページを開設したことなどが増加の要因とみられ、施設内には英語の案内看板も設置して対応している。
ビザの発給要件緩和、消費税の免税制度拡充、円安を背景に、アジアを中心とする外国人の訪日が増加。国民宿舎紀州路みなべでも外国人観光客を呼び込もうと取り組んでおり、昨年4月には外国人向けのホームページを作成。特産の梅や備長炭、秋祭りなど地域の文化や生活スタイルを掲載。ウミガメ産卵やみなべ沖に生息する珍しいイソギンチャク、オオカワリギンチャクなど豊かな自然も紹介している。このほかWi―Fi(公衆無線LAN)環境も整備、言語については通訳機能付きのタブレットで対応している。館内レストラン、温泉などの表示も英語を加え、外国人が利用しやすい環境を整えた。ことし10月からは世界最大手の宿泊予約サイト「ブッキングドットコム」にも登録した。
こうした取り組みが功を奏して、外国人宿泊客が昨年度の2倍のペースで増加している。特に増えているのは香港、台湾、シンガポール、ヨーロッパなどで、世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」などを目的に訪れる観光客が多いという。
担当者は「外国人の観光客を通じ、みなべの魅力を世界に発信していきたいと思っている」と話している。

