秋の中学生アスリートの祭典、第47回ジュニアオリンピック陸上競技大会は先月28日から30日までの3日間、横浜市・日産スタジアムで開かれ、男女各4の8選手が出場した日高地方勢では森美優さん(大成3年)が女子共通円盤投げで見事7位入賞を果たした。
 森さんは「前日の雨の中の練習で体が冷え、コンディションはよくなかった」と万全の調整ではない中、1投目に30㍍19をマーク。出だしの好記録にリラックスして臨めたという残り5回の試技では5投目にこの日最高の30㍍93をたたき出し、7位入賞を確定させた。
 5投目は「『これは記録が伸びる』という手応えがありました」と笑顔いっぱいに振り返り、「メダルを狙っていたので悔しい気持ちもありますが、全国で決勝に残れたのはいい経験、いい記念になりました」と表彰状を手に納得の表情を見せていた。高校でも競技は続ける予定で、「優勝した選手が高校でも円盤投げをやるなら、インターハイでリベンジしたい」。この日の優勝者につけられた2㍍76差の逆転も固く誓っていた。
 その他の地元勢の成績は次の通り。
 家吉新大(湯川3年)=A(3年)男子3000㍍予選2組11位、8分51秒41▽藤井省伍(大成3年)=A男子砲丸投34位、12㍍27▽井戸良(大成2年)=B(2年)男子砲丸投15位、13㍍42▽廣村昂紀(南部3年)=男子共通ジャベリックスロー13位、60㍍16▽西野歩季(上南部3年)=A女子砲丸投43位、9㍍10▽大沼はるな(名田1年)=C(1年)女子800㍍予選1組7位、2分30秒50▽瀧川梢(上南部3年)=女子共通ジャベリックスロー39位、34㍍41