先日、日高高校卒業生で宮城県で東日本大震災の復興を担う女性の支援を行っているNPOウィメンズアイの石本めぐみ代表が訪れ、生徒たちに講演するとともに、防災を学んでいる生徒からのインタビューを受け付けた。ウィメンズアイは東日本大震災後の三陸沿岸部に災害ボランティアとして集まった有志メンバーで立ち上げた、女性支援の団体。インタビューでは、生徒たちから避難所での女性について質問があった。
その中で印象的だったのは、避難所での女性ならではの悩み。小さい赤ちゃんを持つ母親の場合は、赤ちゃんが大きな声で泣くため、周りへの気遣いが必要になる。避難所生活者の多くは不便な生活を強いられているため精神的に余裕がないことが多い。そんな中、赤ちゃんが泣くとよりストレスとなり、母親に強く当たることがあるという。そのため、避難所開設から1カ月も経てば、そういった家庭は姿を消してしまうという。
またある避難所では、生理用品が1人1枚ずつしか配られないことがあった。配布者が男性だったため、どの程度必要な物なのか理解できていなかったからだが、配布された女性も追加を求めたりはしにくい。生理用品に限らず、下着などについても声を出しにくいという。男性の女性に対する配慮が足りないのだが、女性のデリケートなことに関しての知識がないというのも事実だ。このほか性被害など避難所での女性ならではの問題もある。
日高地方でもさまざまな場所が避難所に指定されており、また新たな避難施設の建設も進んでいる。生きるために必要なことはもちろんだが、女性目線を取り入れた避難所の運営方法を検討しておくことも必要だ。(城)

