直接打撃制空手の無差別級日本一を決める第48回オープントーナメント全日本空手道選手権大会が22、23の両日、東京体育館で開かれ、新極真会和歌山支部御坊道場の前田勝汰選手(23)=美浜町和田、御坊市役所=が3位、勝汰選手の兄の優輝選手(25)=同、印南小教諭=が7位入賞。ともに過去最高の成績を収め、来年7月の全世界ウエイト制大会に向けて弾みとなった。
16歳から56歳まで94選手が出場。新極真会和歌山支部御坊道場からは前田優輝選手、前田勝汰選手のほか、日高高校1年生の大鍬望選手(16)=御坊市名田町野島=が初めて参戦したが、大鍬選手は30歳のベテラン選手に善戦及ばず初戦で涙をのんだ。
無差別級日本一を決める今大会、前田兄弟はともに4回目のエントリー。勝汰選手は2回戦、3回戦を危なげなく勝ち上がり、4回戦は軽重量級では兄の優輝選手のライバルの一人とされる河瀬俊作選手(24)=佐賀筑後支部=、続く準々決勝は重量級の湯川智仁選手(18)=群馬支部=をともに判定5―0と圧倒した。準決勝は昨年の世界大会チャンピオン、広島支部の島本雄二選手(26)を得意の突きで追い詰めながら、本戦終了間際に蹴りで技ありのポイントを奪われ、惜しくも敗れた。
階級別では国内に敵なしといわれる兄の優輝選手は、同階級の相手の2回戦、3回戦を順当に勝ち上がり、4回戦は101㌔の重量級、亀山真選手(24)=福岡支部=と対戦。攻撃を受けないようスピードで相手をほんろう、回転蹴りでポイントを奪い、焦る亀山選手が2回の反則を犯して判定勝ちとなった。準々決勝は優勝候補の一角、重量級の入来建武選手(21)=東京城南川崎支部=と互いに持ち味を出し切っての闘いとなったが、体格と圧力で勝る入来選手に0―3の判定負け。試合前の板割りの結果、過去3回の8位を上回る7位となった。
決勝は、勝汰選手が敗れた島本選手と、優輝選手が敗れた入来選手の対戦となり、入来選手が昨年の世界大会決勝のリベンジを果たし初優勝。3位の前田勝汰選手は技能賞も獲得した。
前田兄弟はことし5月の全日本フルコンタクト空手道選手権(階級別)でともに優勝、来年7月の全世界ウエイト制大会(カザフスタン)の出場権を獲得しており、3年前の階級別カラテワールドカップ(優輝選手2位、勝汰選手3位)以上の活躍が期待される。

